可愛い熱帯魚の泳ぐ素敵な”アクアリウム”というものをご存知でしょうか?何処かで目にしたことはありますか?
私も飼ってみたい!でもどうやって飼育するの?
生き物を扱うし、死なせたら可哀そうだし、何か私にも水槽を置けるチャンスはないだろうか。
インターネットを少し探すとアクアリウムがリースできる!メンテナンスを全てお任せで管理してもらえる!!そういったことで契約に至る際に注意してもらいたいことが一つあります。
それは、”リース契約”です。
リース契約とは、リース業者と言われる企業が皆さんの代わりに水槽一式を購入し、長期賃貸をする仕組みです。
主には大型医療設備やホームページの制作費などにこのような形態で契約を組まれるケースが多く見受けられます。
5~7年などの長期リース契約で、水槽の初期費用と手数料、メンテナンス料をリース料という形で毎月分割返済のようにできるため、水槽を導入する側には毎月手の出せる範囲で支払いができるメリットがあります。
設置費用が100万円で月々かかるメンテナンス料金もある水槽を契約して一括支払いなんて到底できない!え!リース契約って方法があるの!!毎月3万円のメンテナンス料もリースの支払いはトータルで月々だいたい4万円くらい!!!じゃあその契約でお願いします。
普通の会話のようですが、これはホントに危険な落とし穴です。
この章を見たら驚くと思いますが、普通に考えれば分かることです。
単純に考えて下さい。
水槽っていう商品はそのほとんどが”ガラス”または”アクリル”でできています。
そして、市販されている水槽のそのほとんどがガラスです。
ガラス=割れる は皆さんもよく知る通り割れます。そして、劣化で傷もつきますし、ガラスとガラスを張り合わせるシリコンと呼ばれる樹脂の性能で時間の経過で剥がれたり(剥離)、メンテナンスの扱いで消耗していったり(劣化)するものです。
皆さんは、家電量販店でテレビやパソコンなどを購入される際に保証というところを販売店のスタッフさんが結構しつこく説明されているイメージはありませんか?
「一般的な保証は1年ですが、当店では5年保証をお勧めしております。」
このような会話です。
いったい何故、家電量販店の商品を購入するのに保証の話を大事にしているのでしょうか?
答えは”壊れるから”です。
例えば、テレビ。
初めは綺麗な高画質でいろんな機能を持っていて、スポーツ番組を見ても動きも自然で色合いもフルカラーの最高なものと感動します。
でも、何年も使っていると、電源を入れた後についたり消えたりするなど「そろそろ買い替え時かなぁ。」と思うこともあると思います。
水槽に置き換えてみましょう。
ガラス水槽は割れるというリスクを抱えて7年のリース契約を組まれたならば、割れない保証は何処にありますか?シリコンの劣化という買い手が知らないリスクを説明されましたか?というよりこのような商品を7年ものリースで契約を組みますか?
アクリル水槽は、ガラスと違い、割れる心配はほとんどありません。
しかし、メンテナンスの際に砂を一粒でもつかんでスポンジでこすったら簡単に傷がつきます。外の光が入る場所では、経年劣化で紫外線によりアクリルの内側に細かい傷ができたり、気泡が入ったりします。
このようなリスクのある商品にリース契約をしますか?
これが、落とし穴なのです。
7年ものリースを組んだら次にあるのはサービスです。
だいたい月に一回のメンテナンスを致します。
「月に一度のメンテナンスで綺麗にしますよ。」
「そんなに頻繁に来てくれてメンテナンスをして頂けるなら安心!」
このような甘い言葉もまたあります。
逆をいうと、月に一度しか来ないということです。
お魚が死んでしまった。コケがいつもより多くて見栄えが悪い。このような時は緊急で訪問もしますし、水質が安定するまで毎日でもお伺いする時もあります。それほど水の変化は急速で変化が激しいのです。
月に一度、ましてやリース契約でリース企業から初回にまとまった金額を支払われている。これが事実です。
契約を済ませたら、リース企業からメンテナンス業者に一括で7年分の金額が支払われます。(上記の話を例えれば約400万円でしょうか。)
その金額にありがたみを持って7年もメンテナンスの質を維持しつつ仕事のできる心理を人間は持っているのでしょうか?
私ならば、必ずどこかでおろそかになって気付いてしまうと思います。
「何か昔よりサービスが悪くなっていないか?」
これがレンタルで行う私たちとの埋めることのできないクオリティの差です。
私たちは初回の水槽一式の代金をご予算に合わせて最初に頂きます。
翌月より毎月レンタルという形で月額メンテナンス料金を頂戴します。もし、気に入らなければ翌月に解約頂いて他業者を探して頂いても構いません。
この意味が分かりますか?
つまり、毎週メンテナンスをさせて頂くことに必死になるのです。
では、なぜ必死になるのでしょう?
お客様のご要望や変えてほしいところに真摯に向き合います。
「こんな魚入れてみたいのだけど追加ってできる?」「レイアウトに飽きたなぁ。」「水槽のデザイン変えてみたいのだけど難しい?」
このような会話は日常茶飯事です。
だって、一つ一つのお客様に向き合って本当にお客様が求めているアクアリウムをお互いに探求し続けるから。
日々アクアリウムを通して変化し続けることに探求し、行動するからこそ解約はいつでもOKとうたっていても長く継続して頂いているのです。