2016.08.19
アクアリウムで扱う水槽は、一般的にスクエアタイプと言われる四角形のものは、あちらこちらの場所でよく目にします。
たまには縦長の円柱なんかもあったりしますね。
アクアリウムというインテリアは、空間に合わせて様々なパフォーマンスができます。今回は、特注水槽について書きたいと思います。
特注とは、大型や、曲線、L字形、中には滝が水槽正面から流れ落ちる仕掛けなどミリ単位から設計する仕様を言います。
通常のサイズや色合いを打ち合わせるだけでなく、お客様の「楽しい・違うことがやりたい」というコンセプトを盛り込んで設計・ご提案・制作を致します。
今回は、その特注水槽の一部をご紹介します。
1.アーモンド型のサメ水槽
サメは泳ぎながら呼吸をするため、常に泳いでいないといけません。
四角い水槽ですと鼻をぶつけて傷ついてしまいます。
アーモンド型は両サイドが丸みを帯びてですので、そういった事故が少なくなります。
写真のサメはブラックチップシャークと言います。
見た目は怖そうですが、切りイカを食べている姿は予想外に可愛いですよ。
2.カーブがスタイリッシュなサンゴ・アクアリウム水槽
ゆるやかなカーブを取り入れたこの水槽は、魚やサンゴを大きく見せる効果があります。陰日性のキサンゴやウチウラタコアシサンゴを中心に色彩豊かなサンゴは見ていて飽きることがありません。
3.水槽の正面に滝が流れる特注水槽
この水槽は、仕掛けが面白い仕様です。
人が眺める水槽の正面に水槽から水が溢れだして滝のように流れる工夫をしています。水が流れ落ちるこの水槽は、今までに味わったことのない癒しの感覚をもたらしてくれます。
また、ミドリイシを中心としたハードコーラルとソフトコーラルをコラボレーションさせたデザインにしております。
そして、TOJOレミニセンスでは、このようなアクアリウムもプランニング致します。
今回は2016最新作の“テラリウム”です。
お花はコスモスを飾りました。
数十本の彩りあるコスモスを使い、間もなく訪れる紅葉する葉々をブッシュとして用いています。
溶岩石をモチーフにした水上の土台からは脈々と流れる小さな水の流れとせせらぎが心地良く聴こえます。(さらさらと言った感じに)
その上を隆々と流れるミストは水面に優しく落ち込んでいきます。
水中にはデザインされた空間と空間の間を気持ちよさそうにエンゼルフィッシュや他のお魚たちが泳ぎ回ります。
流木と水草を中心に溶岩石といった石を用いてダイナミックに作り込んでおります。
この水槽は、ガラスを用いた特注の水槽になります。
迫力を意識した特殊な形状にガラスを切り出し、張り合わせたものです。
(写真の仕様は幅1m20cmのものですが大小ミリ単位から作り込むことが可能です。)
特注のアクアリウム(テラリウム)の良さは、表現したい空間や間取りを惜しむことなく使えることにあります。
つまり、“あなたが置きたい水槽を自由自在に表現できる”ことが一番の良さです。
毎週のメンテナンスと適時デザインが変わることがサービス内容ですので、いつも綺麗な状態で飽きのこない空間創りを私どもがお手伝いさせて頂いております。
このテラリウムは季節でデザインが変わります。
春の季節は卒業や入学など、「出会いと別れ、そして新たな一歩」という意味を込めて桜を満開に飾ります。お部屋の空間にもよりますが、幅1m20cmの水槽に対し、高さは同じぐらい迫力を出すこともあります。
水中の水草を相まって一体感が出ている自然を取り入れた空間は実に癒されます。
夏にはヒマワリなどを飾りますが、写真はハイビスカスを用いた南国風のデザインに仕上げてみました。
柑橘系の色彩と水の滴る音はとてもマッチしていて見ていて涼しい雰囲気があります。滝の上部からミストも水面に流れ落ち、立ち込めていますので癒し効果も絶大です。
この特注水槽を用いたレイアウトのように、季節に応じてふんだんにデザインを飾って四季を楽しむことはお客様より大変喜ばれています。
【オフィスに設置頂いているお客様の声】
■来客者さまとの共通の会話に
来客されたお客様が「あれ?水槽変わりました?」と会話のきっかけにアクアリウムを用いておられるようです。「季節でデザイナーさんに花を変えてもらっているのですよ。」とお話しされておられます。
■事務スタッフさん
事務スタッフさんは日々同じ空間でお仕事をされているため、四季の変化がある特注水槽を置いたことで仕事場の雰囲気も変わり、四季の変化を楽しめることが嬉しいようです。「もうお花変わったのですか?」とよくお話し下さります。
水景デザイナーが手掛ける水槽の制作、そして設置後の管理も毎週の細やかなメンテナンスを行います。
このように”こだわり”の強い特注のアクアリウムはあなただけのマストアイテムになることは必須です。
特注アクアリウムのご希望はレミニセンスにお任せ下さい。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西