2016.09.28
アクアリウムは様々な場所にマッチする透明感のあるインテリアです。
照明の明るさや水の揺らぎ、透明感を上手く取り入れることで水の動くまさに神秘的な空間を演出できます。
アクアリウムは水槽内のデザインにとどまらず、お部屋の雰囲気までも一変させます。
それは、水槽内にさんぜんと降り注ぐ照明の光が白い砂に反射し、天井や周囲までも揺らぎの影を作り出すことができるのです。
←揺らいだ影が反射してシャンデリア周りが青く揺らめいています
今回は、都内のあるダイニング様の水槽をご紹介したいと思います。
こちらの水槽は1点ものの特注のアクアリウムです。
もともと水槽でなかったアンティーク調のインテリアを水槽に一変させたものであると伺っております。
水槽のお魚たちは“アフリカンシクリッド”という淡水のお魚です。
まるで海の中のような空間ですよね。
このお魚は海水魚ではご予算が合わない時や、ろ過の関係で海水魚が飼えないといったお悩みを解決する色彩を持ったお魚です。
もともとは、アフリカのマラウィ湖などの固有種でシクリッドと呼ばれる何千種類ものシクリッドが泳ぐところに住んでいます。
この湖に生息する魚はシクリッドとナマズが大半で、そのような環境下だからこそ淡水魚には少ない青や黄、ストライプといった特徴的な色彩が繁栄したのかもしれませんね。
このお魚たちを白いサンゴやウミウチワという飾りでデザインし、ブルーが強めのホワイト調の照明で白いサンゴに自然なブルー色の反射を狙っています。
また、このアクアリウムはエアーカーテンを取り入れております。
そのため、照明をあてると綺麗に揺らぎますし、涼し気な空間になりました。
このデザインは、お客様よりご要望があり現在に至っております。
もともとは、疑似ライブロックと呼ばれる海の岩に似せた土台に白い飾りサンゴを飾っておりました。
お客様より「この水槽の白い枠を有効活用して中のデザインも白いものに統一できませんか?」とご相談を頂いたのが始まりです。
この白いサンゴは大量に必要になりますが、予算も調達ルートも限りがあり現実的ではありませんでした。
何か良い手はないかと検討していたところ、既存のお客様で形が崩れてきた白いサンゴを有効活用し、リサイクルすることを考えてみました。
毎週、メンテナンスの際に組んだり崩したりする中の飾りは、時間とともに割れたり劣化したりしてしまいます。
そして、割れて残った箇所をまとめて接着してボリュームを出すことで組んだ時にリサイクル品と分からないほどのクオリティを発揮するのです。
そのデザインがまさにこのレイアウトです。
週によっては本物のサンゴの骨格も用いて変化を出したりしております。
■ここがポイント!
水槽内を白いデザインにすることは大変リスクがあります。
それは“コケの発生”です。
コケは、照明の点灯時間や太陽光のあたる時間などで発生頻度が変わる厄介な天敵です。恐らく、我々のTOJOグループでない他社さんでは扱いが無いと言ってもいいのではないでしょうか?
なぜ、TOJOではこのようなデザインが扱えるのか?
私どもは、毎週お客様に訪問し、メンテナンスをさせて頂いております。場合によっては週に2回訪問させて頂くこともあります。
他業者さんではほとんどが月に2回程度か、1ヵ月に1回の訪問のようです。
このメンテナンスの圧倒的な頻度が細かな水質の変化やコケの発生の判断材料になるため、白いサンゴの維持も可能ですし、本物のサンゴが密集したデザインもサンゴの開きが良く安定感のある“見ていて引き込まれる空間創り”を行うことができます。
このインテリア性の高いアクアリウムは、夜のダイニングを入口から幻想的にしています。
遠くからでも「あそこにお店があるね。行ってみようか」となるような存在感があります。
暗くなるとアクアリウムの存在感がダイニングの高級感を立たせます
手間をかけて作り込まれたデザインを是非とも見て頂きたいと思います。
アクアリウムレンタルのデザインは新宿レミニセンスにお任せ下さい。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西