2016.10.22
レミニセンスでは、主に4つのパターンのアクアリウムをご提供させて頂いております。淡水・海水・サンゴ・テラリウムといった仕様です。
その4パターンの仕様からお客様が好まれるデザインやお魚を選んで頂き、水槽の形やデザインを決めていきます。
今回は、アクアリウムを設置下さっているお客様との会話の中で生まれた「ヤドカリ」のいる水槽をご紹介したいと思います。
普段は扱うことのない「ヤドカリ」ですが、「ここにあったらいいなぁ」というサービス心から生まれたものです。
お客様である美容室さまで夏にメンテナンスにお伺いした際にご相談を頂きました。
「ねぇうちのトイレで何か面白い海のイメージを作れないかな?」と。
いろいろと話していると、こちらの美容室さまは開業記念が8月で、毎年長くご愛顧下さっているお客様を招待して少数で記念のパーティーをされているそうでした。
また、夏休みのお子様もお越しになることが多いので何かトイレのインテリアも面白いものにしたいというご要望から今回のご相談に繋がったようです。
入口には、海水魚のいるアクアリウムがあるし、トイレに同じようなデザインを置いても何か物足りないなと深く考え込んでしまい、このお話を持ち帰ることにしました。
その週末に仕入れでお伺いした熱帯魚やさんに面白いものがありました。
「オカヤドカリ」です。
オカヤドカリは、沖縄や海外の砂浜をちょこちょこ歩いているあの可愛いやつです。
「これを何か面白いことに使えないかなぁ」と思った瞬間には美容室のオーナーさんに電話をしていました。
「いいもの見つけました!トイレにヤドカリを南国風にデザインした水槽を置いてみませんか?」
「いいねぇ!すぐやろうよ!!」と快く了解下さり、早速週明けに設置をしました。
もともと、柔らかい照明の暖かい空間でしたので水槽の裏に昼光色の電球を取り付け、パキラという丈夫な観葉植物とヤドカリの水飲み場を砂漠のオアシスといった感じで水槽内をデザインしてみました。
この目論見は大好評で、オーナーさんも大感激、お客さんも「トイレにヤドカリがいたよ!」とびっくりされていて大変インパクトのあるインテリアに仕上げることができました。
水の入った美しい水槽はもちろんですが、必要に応じてお客様の最大限楽しめる空間創りを一緒の目線で行う。
このような気配りや配慮といったものを大事にしてお仕事をしていきたいなと常々思っております。
今回のヤドカリ水槽のインテリアは非売品ですが、必要に応じてレンタルも検討させて頂きますのでご興味のある方はお気軽にレミニセンスまでお問い合わせ下さい。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西