2017.01.13
落着いた眼鏡サロン。そこに、このアクアリウムはあります。
ここは、都内23区内の眼鏡サロン様です。
こちらのお店は歴史古く、オーダーメードで自分に合う眼鏡の製作を行うことから有名病院、眼科の指定、推薦を受けるお客様の最もフィットする眼鏡をご提供されております。
こちらの店舗様の水槽をご担当させて頂いた時に、その空間の上質さ、デザインをさせて頂く難しさ、コンセプトをどう置くかなど様々な交錯する思いを模索する中、「上質な高級感を引き立たせる水槽にしよう」を心掛けました。
こちらの店舗のデザインは、ダークブラウンを基調とした中に暖色系の照明が眼鏡の素晴らしさを引き立たせておられています。
そこに、アクアリウムがどう絡むべきか。
答えは単純に導いてみました。「空間が最高なのだから、上質で和なデザインを乗せて空間と絡めてみよう」と。
次の難題は、デザインの構成です。
私どもがデザインする季節の花を飾るアクアリウム(一般的にはテラリウムと呼ばれ、浅い水槽を用いて水上まで迫力あるデザインをさせて頂いております。)
こちらの設置場所で最も難しく感じるところは、「場所の特徴から、デザインに高さが出せない」点でした。
高さはその水槽の幅に伴い迫力を出しております。
しかし、こちらの設置場所では上部の棚とのクリアランスが非常に少ないのです。
考え抜いたところ、左右の活けたお花のバランスを丁寧にデザインし、高さではなく、横に長く伸びたお花の構図を慎重にトリミングしてみました。
このように作り上げた幅1m50cmの水槽という空間はまるで生き物のようなインテリアへと魂が吹き込まれました。
最後にコンセプトの位置付けをこのような難題をクリアする中で考えてみました。
こちらの事例では、「歴史ある眼鏡サロンに新風と伝統を彩る」というコンセプトにさせて頂きました。
新春を飾るデザインは、上質な赤の色彩を持つ椿を用いたものに仕上げました。
この時期は、梅やバラなど、また椿も赤以外に白などお客様の空間に合わせてデザインを個々に変えております。
こちらの眼鏡サロンでは、ダークブラウンを基調としたインテリアとの調和には上質な赤を持つ椿が最も空間との調和がはかれると思い、お作りさせて頂きました。
水中には、熱帯魚たちが泳いでいます。
そのお魚たちは水草を縫うように元気に泳ぎ回っています。
水草には、松や笹を連想させるような和の基調を崩さない水草を極力用いて水中と水上の体感を意識してみました。
このようにデザイン一つ一つにこだわりを持ったデザイン性の高いアクアリウムをご提供させて頂いております。
設置に関するお悩み、ご予算、デザインなどお気軽にお問い合わせ下さい。
ご要望に応じた“あなた”だけのアクアリウムを演出させて頂きます。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西