2017.01.31
先日、設置をさせて頂いたインテリア性の高いアクアリウムをご紹介したいと思います。
サイズは幅50cmのサイコロ型をしたキューブ水槽です。
キューブ水槽は、様々な角度からでも美しくレイアウトを見られますのでデザイン性が高くなります。そのため、様々な向きでデザインが変って見える不思議な一面を持っています。
今回は、キャビネットの色をクリアにしました。
写真のキャビネットには、アルミの重厚なフレームを用いておりますので、地震でも安定感のある耐震性を持っております。
このクリア色はそのまま透明ですと中のろ過槽や器具が丸見えになってしまいますので「擦りガラス調」に加工したものを採用しました。
こうすることで、中のろ過システムがぼやっと映り込み、面白さが出ます。
(よくある中身の見える電子機器のような感じでしょうか。)
この擦りガラスは特徴的に光を乱反射させますので、例えば“もっと派手に!”といったシチュエーションでもLED照明をキャビネット内部に取り付けると、キャビネットを様々な色に光らせてみることもできます。
(最近流行のプロジェクションマッピングをキャビネットのパネルに映し出すなんてことも面白いですね。)
水中に降り注ぐ上部の照明は、バーライトを用いてブルー・ホワイト・バイオレットをミックスさせた色彩で水の揺らぎと相まって幻想的な水の演出をさせて頂いております。
そのため、写真で撮影すると少し青みが強いような感じになります。
水槽内は綺麗な水で透明感があることはもちろん、キャビネットまで含めた全体が透明感のあるインテリアは恐らく水槽での表現が最も有効なのではないかなと手掛けて感じました。
その水槽内にはファインディング・ニモで人気のカクレクマノミやナンヨウハギなどの海水魚が泳いでいます。降り注ぐLED照明がブルーを強くしていますのでお魚が濃く映り出ます。本物のサンゴもお入れしていますので、お魚たちがサンゴを縫うように泳いで気持ちよさそうです。(この雰囲気があるため、ずーっと眺めていられるのです。)
このようなアクアリウムは幅45cmのキューブ水槽をはじめ、幅90cmや120cmの水槽など、場合によってはミリ単位で特注製作させて頂くことも可能です。
お写真では、オフィスの中に設置させて頂いております。
事務スペース・打ち合わせルームからも見られて、その見る角度で雰囲気が変わります。
「この水槽ホントいいよね~」「あれ?水槽雰囲気変わった?」などと訪問されるお客様と会話されているところをよく耳にするようになりました。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西