2017.04.08
アクアリウムのレンタルを行う上で最も大事にしていることは、お客様ごとのオリジナル性をいかに表現するかということに尽きます。
こちらのお客様はオフィスに特注の水槽を設置させて頂いております。
2017年このシーズンは桜をふんだんに取り入れたアクアリウムをデザインさせて頂きました。
昨年2016はソメイヨシノを用いたデザインでしたが、今年はしだれ桜を扱い、上下の高低差のある迫力を出したものに仕上げてみました。
この桜は、アーテフィシャルフラワーを用いてデザイン致しております。
オフィスにいて満開の桜と水の共演するアクアリウムという表現の形は、ついつい見とれてしまう美しさを持っています。
水中には、本物の水草を数種類絡めた様々な緑が楽しめるように工夫があります。
その水草の間を縫うように大小の熱帯魚たちが泳いでいます。「熱帯の楽園」というイメージ性を持たせて熱帯魚の色彩や大きさを計算してこの空間は存在します。
水上まで突き上がるこの特注水槽のデザインは、水上高くから水とミストが流れ、水中へと注がれています。その流れ、水の音、立ち込めるミスト、様々な要素を取り入れた自然観を追求したデザイナーが手掛ける他にはないオリジナル性があります。
全体的に暗くならないよう、水槽のバックライトや水中の暗くなりがちな箇所にLEDを用いて明るくライティングしております。その照明を反映させるため、砂も白の目立つものを選び、明るく魅せる演出があります。
こちらのオフィスさまは、以前別の業者さんが水槽をメンテナンスしていましたが、オフィスの空間・雰囲気に合わない木目の強い水槽に偽物のイミテーションを土台丸出しで沈めているずさんさに飽きたため、何か新しいデザインができる会社を探していたところレミニセンスにお問い合わせ下さりました。
現地へ設置できる水槽の大きさの確認のため訪問したところ、別の業者さんの水槽がまだ設置されておりました。
赤・白・黒を基調とした近代的な色彩のオフィスに木目調の水槽・・・。はっきりと飽きられる理由が分かるようなものでした。
(第一印象はセンスねぇな。!です。)
新しく設置する水槽はこんなもんじゃない!をお見せしたいと、季節感を味わうことのできるデザイン性の高いアクアリウムをご提案させて頂いたところ、社長も「コスパもサービスもいいね!」ということでご契約させて頂きました。
毎週メンテナンスをさせて頂く中で社長やスタッフさまの水槽に対する思いやどのような嗜好があるのかを拝見しながらデザインを致しております。
そのうちに、年々派手目にお創りしてきているように思います。
(お客様の目に明らかに分かるように派手にするのではなく、少しずつ少しずつ時代の流れと共に変化させているような感じです。)
時には、高低差を出したり、左右に自由度を作ったりと、迫力あるデザインに仕上げます。
その季節の花の特徴を生かし、デザインさせて頂きました。
ちなみにこのデザインは、淡水魚を用いたものですが、下記の写真のような海水仕様にもできます。
お客様の好みや空間の雰囲気で様々な様相を見せるアクアリウム。
水の輝くインテリアは見ていて飽きません。