2017.06.09
インテリアを新しく買うとき、どんなことを考えますか?デザイン性があって調和が取れて機能的。今回はそんなことを取り入れたアクアリウムのご紹介です。
■イメージ通りの色合いとは?
新しくオフィスを構えるとき、新しくクリニックを開業されるとき、介護施設や育児施設や新居など満足いく空間を手に入れた時はこの上ない喜びと「これからもっと頑張るぞ!」とやる気に満ち溢れますよね。
色はその人それぞれに思うものがあり、こだわりを持つものでありますが、実は色にはこんな考えがあります。
■純色と補色
純色というのは「白・灰色・黒を除いた混じりけの無い色」を意味します。例えば真っ赤とか、真っ青、とかですかね。
図は真っ赤を純色とした場合のグラデーションです。
まぁ純色を使えば使うほど目立つ明るい空間になりますよね。何せ明るくて鮮やかなのですから。
また、補色というものがあります。
真っ赤に対して真緑を同じ空間で扱うと、反対の色彩ですので目立ちます。
このような色彩を自由に扱い水槽のデザインや水槽内のお魚の色合いや岩などとの相性をイメージします。
■例えば 事例① 木目のインテリアと青い水槽空間
先程の補色に当ててみましょう。こちらのお客様はクリニックの待合室です。
木目はどちらかというと“橙色”≒“青系” です。
※ ≒はニア・イコール
落着いた木目の雰囲気のある待合室にキラキラと水の揺らぎが写るアクアリウムにブルーを基調とした照明が降り注ぐ。
この補色を取り入れた待合室は「またここのクリニックを受診したい」というリピーターの心理を活用していますね。
■例えば 事例② 水槽のデザインに補色を使ったアクアリウム
白い壁や周囲と合わせるというより、水槽内のデザインをこだわった中でも補色は活用できます。
このアクアリウムは季節感のあるアーテフィシャルフラワーをグリーンブッシュや本物の水草でデザインしたものです。
赤い花(写真の花はポインセチアという12月頃に飾るものです。)と緑色を取り入れることで鮮やかさの増したデザインにしています。
(クリスマスの色のイメージも赤と緑という補色を使っていますよね。)
このようなイメージは例えばこんな時に使えます。
■他にもアクアリウムの実績例
Case1.青い照明≒橙のサンゴ ・赤い照明≒蛍光グリーンのサンゴ 魅力あるダブルの補色デザイン
人を引き付けたいエントランスに様々な補色を使ったデザインは集客に繋げられるインテリアです。
Case2.目立つ大きめの黄色いお魚≒ブルーの照明 色濃くお魚の色彩が繁栄されます
写真のお魚は“シテンヤッコ”という目立つ黄色をしたお魚です。
強いブルーの照明とそれを引き立たせる白い照明の調光でここまでお魚の色合いを引き立たせています。
その他、赤いお魚には逆に紫やブルーといった近似種の色彩を取り入れることで色濃く見せる方法もあります。
今回は“色”をテーマにどのようにレンタルアクアリウムのデザインをしているかをご紹介させて頂きました。
色って本当に奥深くてコンセプトに最適なものを見つけることは難しいですが、常に追求し続けているデザイナーがいること、お任せできること、少しでもご理解頂ければ幸いです。
最後に・・・
さて、こいつはいったいどんな色のデザインに似合うのでしょうか?
友情出演のハリセンボン(黄色)