【アクアリウムレンタル】水槽のテラリウム”四季と湧き水、、、そして沢”

2016.05.22

TOJO レミニセンスでは、水の滴る自然の音を楽しむことができるアクアリウムをデザイン・メンテナンスしております。

この仕事をしていると、お客様との会話に様々な趣味や嗜好をお伺いすることがあります。

アクアリウムで海水魚を楽しんで頂いている方はダイビングや磯採集など海へ赴くことが大好きな方がいらっしゃいます。

では、テラリウムが好きな方はというと・・・最近は流行のようですが・・・

実はあまりいらっしゃいません。

海水魚のご趣味の方は多くいらしますが、テラリウムという川や湖を苔むした方法や自然観を趣味にされている方は少ないのです。

私は学生時代、体育会のクラブで登山をしておりました。普段は京都の山で訓練を。そして夏の合宿は北アルプスを縦走することで自然の大切さ知りました。

私がみた大自然は縦走（山を尾根伝いに歩いていくこと）している時もそうですが、大変な登山をしなくても（する前にも）北アルプスのふもとの沢や川のせせらぎは10年も昔のことでも鮮明に覚えています。

そんな美しい水景を何故ご存じないか？

現代人は忙しいし、山の知識を学ぶ時間もありません。

東京にいらっしゃる方はお仕事に専念されることが一番と思われる方が特に多いようです。私もサラリーマン時代は生き甲斐が仕事でした。

現代人の厳しい現実は、“視野が狭い”のです。

ご家族のことを思うと、平日は仕事をしなければいけないし、分刻みの時間に追われるのが現状で登山なんて難しい趣味です。

近年は、富士山が世界文化遺産に登録されたことで外国人観光客の方が軽装で挑まれるというニュースをよく耳にします。

そして、足のケガや高山病で緊急の処置を行う件数が増えていると聞きます。

登山は、十分な知識のある方でもおごりや慣れで安全を確保できるものではありません。だからこそ、古くから日本人は山の頂を目指すことに好奇心や夢を描いてきたのでしょう。

そんな時、東京にいても楽しめるこのような一角を切り取った風景のテラリウムは一番の自然を味わえるアクアリウムです。

この仕様は、まるで湧き水が汲みあがった沢で水の流れと音を楽しんで頂き、癒されるという工夫があります。

また、霧を発生させることで水の流れに沿ってたちこめるミストにも癒されます。

水中に目を向けると悠々と泳ぐエンゼルフィッシュ

ゴールデンバルブ（コイの仲間）たちの群影

様々なお魚たちについ目を追ってしまいます。

もちろんご希望があれば日本古来のお魚でもこのデザインをお楽しみ頂けます。

■お客様の声

都内のオフィスを構える代表の方に水槽を気に入って頂き、このテラリウム水槽の導入を決めて頂く機会がありました。

代表は、足が不自由で「昔はハイキングなんかもよく行っていたのだけど、仕事もあるしなかなか遠出はねぇ。」と。そのようなある時、とあるダイニングの水槽のメンテナンスをさせて頂いている時にお声掛け下さり、「こんな水槽のサービスがあったらいいなぁと思っていたのだよ。」とお話し下さりました。

４月中旬頃にハナミズキを飾ったデザインから水槽設置し、メンテナンスを開始しました。代表と水槽の管理のことや、何をすればよいかなど様々なお話しをメンテナンス中にさせて頂きながらお話しさせて頂きました。

「この水槽は水が減ったらどうすればいいの？」

「水道水を足して頂いても構いませんし、何もしなくても大丈夫ですよ。」

「エサの量はこれぐらいでいいの？昔自分でやっていた時は結構食べさせてたんだよね。」

「エサは多すぎると糞などで水質が悪くなって病気やコケの原因になります。これくらいの量を毎日ちょこちょこ食べさせるくらいで大丈夫です。」

など。

ある時、代表が富山県のご出身でよく学生時代は北アルプスへ登山をされていたお話を伺うことがありました。

私も学生時代に登山をしていたお話をし、富山県側の立山から入って（入山）登ったことがある話をしました。その時に上った山のことや、立山の綺麗な川のことなど話していると、「本当にこの水槽は自然があっていいね。昔は立山にも山野草を見によく散策していたけど、なかなか行くことが少なくなって、それでも自然が近くで感じられるという意味ではこの水槽を契約してよかったよ。」とおっしゃって下さりました。

水景デザイナーは、水槽のデザインやメンテナンスを通してお客様との会話をたくさん頂きます。これからも様々なお客様との会話を大切にお仕事をしていけたらなと思います。

TOJOで飾る季節の花は、まもなく見頃を迎えるアジサイを扱ったデザインにしております。

アジサイの咲く沢の水景、是非とも一体感のあるTOJOデザイナーズ・アクアリウムを楽しんで頂ければと思います。