2016.08.05
この記事は、水槽レンタルと通じてTOJOを長くご愛顧下さっておられるお客様へTOJO本部の会長である東城 久幸氏が当時インタビューの季節紙を作成された内容より引用致しております。
東城 久幸インタビュー（アクアリウムセラピー ２０１２春号より）
【今の私があるのは石井先生のおかげです】
（東城）先生ご無沙汰していました。本当にお世話になっています。
（石井先生）私は東城さんをテレビでよく拝見しているから、久しぶりな気がしないです。本当にご立派になられましたね。
（東城）いえ、今の私があるのは本当に先生のおかげだと思っています。思い出します。
初めて水槽の管理をさせて頂いた当初は、先生とお話をするのもビクビクしたものでした。
当時の私にとって「病院は大それた所だ」と思っていましたから。
（石井先生）東城さんはあの時はどうしてうちの病院にいらしたのですか？
（東城）実はこの近くに私の亡き父が勤めていた会社の工場があったのです。そこに水槽を２台置かせてもらっていました。
ある日、こちらの病院に通っている工場の従業員の方から、「あそこの病院の水槽も東城さんがやっているの？」と聞かれたのですぐ見に来たのです。
そうしたら、失礼ですがあまり状態の良くない水槽を目にしたわけです。
帰ってから早速、病院の方に電話を入れました。電話にでられた受付の女性の方からは、「うちは結構です」と断られたのです。たいてい断られますよね。
しかしその時は、こちらの病院で水槽の仕事がしたい一心でした。懲りずにまた病院に来て、こっそりと水槽の写真を撮って綺麗な水槽と比べるように提案書を作って先生のご自宅に郵送しましたね。
（石井先生）私もあの時、あなたから手紙をいただきまして、「存じ上げない方から何だろう？」と思いながら封を切ると手紙が入っていました。
私の病院の水槽の写真と他の綺麗な水槽の写真が入って、さらにご自分のことが書かれているわけですよね。
あの時、私は患者さんを癒すために水槽を置いたつもりでした。
はじめは女子職員の方にメンテナンスをお願いしていたのですが、やはり素人ですから、すぐ魚が死んだり、汚くなったりして。
病院なので「逆にこれはまずいな」と思っていたのですよ。かえって悪影響があると悩んでいたまさにその時だったのですね。
それで早速、お会いしたいと電話したのです。その時に初めてお会いしたのですね。
（東城）私も新たにこの仕事を始めたばかりで、まだお客様も数件しか無くて、病院は初めてでした。やはり病院やドクターは我々から見ると雲の上のような存在ですから、「入りたい」という願望はありましたが、アプローチをどのようにしたらよいかと必死でしたね。
あの時は病院の水槽をメンテナンスさせてもらい、私自身がすごく勉強になりました。
もともとビジネスとして始めたものなのですが、石井先生から直接、患者さんの喜びの声などを伝えてもらいました。
私も実際にそのようなことを体験しているうちに、アクアリウムのセラピー効果というものに興味をもち、研究するようになったのです。
当時から石井先生は「水槽を見るとα（アルファ）波が出る」とおっしゃっていましたね。
その言葉がきっかけで私は脳波のことを調べ、α波より心地良くセラピー効果も高いθ（シータ）波の存在に気がついたのです。
（石井先生）僕も病院を始めて間もなかった頃で、患者さんに対する私の対応や受付の対応もきっと良くなったのだろうと思うのです。
ドクターは今よりも少なくて待ち時間も多かったのですよ。そんな時、患者さんに叱られたり、こちらもイライラしたりで、私達職員も一生懸命やっているのですけれども、患者さんには分かってもらえないのかクレームがいっぱいありました。
良かれとの思いで音楽をかけても、逆に「うるさい」と叱られたこともありました。
その点、アクアリウムの緑は見ていて私も気持ちが安らぐので、患者さんにも良いのでは、と思って置いてみたわけです。
でも私達素人が扱うのはすごく難しかった訳ですよね。お手紙をいただいたのはそんな時でした。
（東城）お互いに本当に良いタイミングだったわけですね。
～次回（アクアリウム+アロマ）に続く～
このTOJOグループの季節誌「アクアリウムセラピー」は無料にて配布致しております。ご用命はお問い合わせフォームよりお気軽にご希望下さい。
TOJO東京エリア レミニセンス
水景デザイナー 小西
アクアリクムの魅力
