2016.08.23
TOJO認定水景デザイナーは、「自分らしさを表現できる仕事をさせて頂きながら、お客様を笑顔にできる」
私の原動力はこの一点に尽きます。
一昨年「観葉植物に代わり、インテリアにもなる水槽」というテーマと、アクアリウムを知って頂くきっかけとしてハーフムーンという小さな水槽を設置致したのが、A様との出会いです。
一年の歳月が流れ、新たに昨年の夏、空間のレイアウトを大掛かりに変えるというお話をお伺いしたことが今回のお話の始まりです。
新しい空間が完成し、ハーフムーンの移設にお伺いしました。「あれ?何か空間とアクアリウムがマッチしていない!このまま同じ水槽を置いたままでいいのか!?」と衝撃が走り頭を悩ませました。
ハーフムーンという水槽は、私が駆け出しの頃からデザインを自分らしく表現できる武器としていたこともあり、どのような場所でも合う空間にマッチさせられる自負がありました。
今までと何が違うのか・・・
何度も脳裏にフロアの空間が映り、自分なりの結論を出しました。「空間のレイアウトを変えることは、お客さまが事業を成長させられているということ!水槽も成長を考えなくては!!」と。
気付いた時には画用紙とクーピーを両手にアゼット総研さまの胸躍る空間をデッサンしておりました。
お客様にはデッサンはお見せしておりませんが新しい水槽をお任せ頂き、新しい空間創りをさせて頂けることとなりました。
水槽は淡水魚の入った450キューブのオーバーフロー仕様に決めました。オーバーフローの特徴である「配線を一切隠せる見栄え」といった利点をせっかくの頂いた機会なので採用し、胸躍る表現を自分らしくデザインさせて頂きました。
自分の思いから置かせて頂くので設置料は頂くまいと思っておりましたが、後日お客様から「これはここまでやって頂いた小西さんへの私たちからの気持ちです」となんと感謝料をご用意して頂きました。
水景デザイナーを志した研修生時代の原点に立ち戻らせて頂いた感謝と、これからもっと自分らしい表現をし続けて行こうという思いで胸が熱くなり、これから笑顔溢れるAさまとの楽しいアクアリウムライフを過ごして行けたらと思います!
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西