2016.09.07
今回は海水魚のアクアリウムの仲間「ニセモチノウオ」の魅力をご紹介したいと思います。
海水魚というと、青や黄色の明るい色彩が人気のある種類ですが、このニセモチノウオには一目で分かるような派手さはありません。
泳ぎを見ているとだんだん魅力が分かってくるお魚です。常にデザインされたブロックの隙間を気持ちよさそうに縫うように泳いでいます。
ワインレッドとネイビーカラーのストラップの体に、尻尾は淡いグリーンという不思議な色彩の持ち主です。
ニセモチノウオはサンゴを散りばめた空間によく似合います。
サンゴは蛍光色の強い種類が多いため、ニセモチノウオが一匹いるだけで大変目立ちます。
上質な体色だからこそ、蛍光色の背景に合うこともあるのです。
また、水槽の照明の色とも合わせやすいのでよくお客様の水槽に入れています。
他のお魚との相性も特段選ばないことが多いように感じます。(ただし、ニセモチノウオ同士、同種間はしつこくケンカするので注意が必要です。)
このお魚は設置して初めはあまり感動されないことが多いように感じます。
なぜならお客様は初めて設置したアクアリウムを見て大きなお魚とカクレクマノミ(ニモと呼ばれているお魚)に夢中なのです。
数週間し水槽内の水質が安定した時に気付いてくれます。
「このお魚、色合いがきれいですね!」と
水景デザイナーであるレミニセンスのスタッフはこの瞬間を楽しんでいたりしています。
デザイナーというお仕事は楽しむことが一番です。遊び心は常に持っていないといけませんね。(と言ってネタがバレていくような気がしています・・・)
“ニセモチノウオ“は高級感のあるお魚と思っていますので皆さまも是非水槽の仲間にご検討下さいね。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西