2016.09.10
こちらのお客様は大田区にある整形外科さまです。
以前、別のメンテナンス業者さんがされていたようですが、一方的な理由で急に来なくなったという状態でお問い合わせを下さいました。
初めてお伺いした際に一見した海水のアクアリウムは、全面コケが覆っていて、お魚が生きている気配の無い状態でありました
来なくなってからは、院長先生がご自分でされていたようですが、なかなか手が回らず、またまた飲食店で置いてあった私が担当していたアクアリウムを見て店長からご紹介を頂いたとのお話でした。
まずは安全管理をさせて頂き、水槽を安全な状態に戻しました。
私どもTOJOグループでは電気回りや水漏れなどの安全管理を“第一”に考えております。
■ここが他にないサービス
まだ患者さんが出入りされてられる時間で、来院される患者さんにこの状態をずっとみせるわけにはいかないと思いました。
デザイナーとしてこの状態のアクアリウムを放っては置けないとまだ初訪問で契約も頂いていない段階でしたが体は「メンテナンスをさせて頂こう」という風に動いておりました。
魚も泳いでいない水槽のコケを取り除いて、ライブロックという岩を組み直し、待合室の雰囲気が少しでも現状より良くなってもらいたいとの一心で作業をさせてもらいました。
その熱意が院長先生に伝わったのか翌週にはご契約を頂きました。
「すぐに美しい水槽に変えますからね。」とお伝えすると「あなたの熱意には本当に信頼できるので楽しみにしています。是非とも宜しくお願いします。」とお言葉を頂きました。
TOJO チーム東京メンバー5名で配管の見直し(組み直し)から底砂とライブロック・ろ過材の入れ換えなど全面リニューアルを行い、見違える1m50cmのアクアリウム空間に様変わりさせました。
院長先生がアクアリウムを置かれたきっかけが、昔ダイバーをされていた頃に美しい水中空間を見て置かれたとの情報がありましたので照明は青の強いものを選んで魚が照明に当たる時の色彩にこだわりを持ちました。
その青い照明には、赤や黄色という柑橘系のお魚達が泳ぐ“ブルーラグーン”をイメージさせるものに仕上げてみました。
■青いイメージの水槽にお入れしたお魚たち
ハリセンボン:とっても愛着のある動きが特徴です。人が寄るとエサをもらえると思って縦泳ぎする姿はとても可愛いです。
シテンヤッコ:黄色い色彩のヤッコというお魚です。お口がブルーというのもワンポイントですね。
ナンヨウハギ:ファインディングドリーの“ドリー”です。不思議な模様を持ったデザイン性の高いフォルムが大人気です。
キンギョハナダイ:赤いお魚は青い照明に当てると色濃くフォルムが出ますのでたくさん泳がせると美しい種類です。性転換をしてオスがハーレムを作るとオスはひと際美しくなります。
タテジマキンチャクダイ:大型のヤッコという種類のお魚です。面白い顔に似合わず迫力のあるフォルムは見ていて楽しめます。
青い照明の相性が抜群で蛍光色が発色し、素敵な色彩を醸し出します。
翌週からメンテナンスを開始させて頂き、院長先生より「患者さんにすごく好評ですよ!ありがとう!!」とお言葉を頂いた時、このお仕事ができて良かったと心より感じることができました。
お客様から頂くお言葉がとても暖かいこのお仕事を毎日毎週お聞きすると、本当に水景デザイナーという仕事の意味を考えさせられます。
次はどのようなコンセプトのデザインにしようかとのワクワクで頭がいっぱいになる楽しいお仕事をさせて頂き、お客様との信頼関係を築いております。
水槽のことでお困りの方、お気軽に東京レミニセンスまでお問い合わせ下さい。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西