2016.09.16
レミニセンスで取り扱っているアクアリウムのデザインは様々ありますが、今回は海水のデザインで必ず扱う“青いスズメダイについてです。
゛海水魚゛といえば、白や黒のシマシマのお魚や黄色いお魚たちを想像されるのではないでしょうか?
スズメダイも皆さんに認知されている有名なお魚たちです。
ルリスズメダイ:海水魚でも最もオーソドックスなコバルトブルーのお魚です。買った時は小さくても丈夫なのでわりと大きくなります。
大きくなると、気が強く縄張りに入った他のお魚をいじめてしまいます。レンタルアクアリウムのレミニセンスでは、大きくなったルリスズメはまた小さいものに変えてデザインのみ魅力を保たせております。
シリキルリスズメダイ:しっぽが黄色いコバルトブルーのスズメダイの仲間です。コバルトブルーの体に黒く散りばめられたスポットが影を作り、魅力のある個体です。しっぽで砂をかいて「俺の縄張りだ!」と誇張しているところもりりしくて可愛いお魚です。ただ、砂を引っかいてデザインや見栄えを崩してしまうことがありますのでちょっと厄介な性格の持ち主です。
ロイヤル・デムワーゼル:シリキルリスズメダイよりも黄色い部分が多く、お腹まで黄色いラインが入っています。他のスズメダイとは、違い比較的温厚なのでケンカが少ない個体です。近年は入荷量のせいか価格が高めですが入れて損のないスズメダイです。
さて、それでは青いスズメダイを中心としたデザインの魅力を見てみましょう。
私の所属するグループ本部”アクア環境システムTOJO”は様々なイベントでアクアリウムを手掛け、コンテストでは常にトップクラスの成績を収めているデザイン集団です。
↑ アクア環境システムTOJO公式ホームページ
写真はTOJOで過去にイベントをした際に入れたレイアウトのものです。
まるで青い宝石が散りばめられたような空間は、アクアリウムをご存知ない方でも足が止まり、魅力に引き込まれていきます。
また、コバルトブルーのお魚は存在感があり、遠くから見ても見栄えするのが“スズメダイの魅力”なのです。
このようなデザインに黄色や赤の色彩を持った例えばキイロハギやキンギョハナダイを足すとさらに魅力が引き立ちます。
下の写真ではサンゴを用いてカラフルな明るめの色彩をベースに青いスズメダイを泳がせたデザインです。
お魚の個体で癒されるというデザインではありませんが、全体的に一体感を持たせ、南国の浅瀬を泳いでいるように癒されますね。
スズメダイは基本的にサンゴの食害なども少なく、表に出てきて泳ぎ回る習性ですので、デザインとして用いるにはうってつけの種類です。
皆さまも是非、このスズメダイたちの魅力をアクアリウムレンタルのサービスを通して癒されて頂ければと思います。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西