2016.09.19
海水魚の泳ぐアクアリウムは、色とりどりのカラフルなお魚たちが特徴の明るいインテリア空間を演出することができます。
今回は、その中でもお子さんに大人気のエビ“スカンクシュリンプ”についてご紹介したいと思います。
和名では“アカスジモエビ”といいます。
名前の通り上から見ると、白い体に赤い線(スジ)が入っているのでこのように呼ばれています。また、動物の”スカンク”のようにヒゲが長いので別名“スカンクシュリンプ”とも呼ばれています。
このエビは動きも楽しい生体です。
海水魚のお魚たちをクリーニングする習性があり、慣れた環境ではお魚がすり寄って「エビさんお掃除してよ~」と言わんばかりに寄って行く姿をみることができます。
また、メンテナンス中の手にも献身的に寄ってくるので可愛いエビちゃんです。
他にも踊っているような姿や、お魚たちが残したエサを食べたり、水面を裏返って貪欲にエサを取りに行く姿があったり多様な動きが大人気です。
お子さんがよく出入りするクリニックや薬局さんでは「あっエビがいるよ~」とお母さんに報告している姿が何とも愛らしくデザイナーも楽しんでおります。
今回は新人スカンクちゃんの行動に密着してみたいと思います。
昨日お入れしたこどもクリニック様での出来事です。
まだ小さい個体のエビを入れました。
エビは環境に慣れるまでどこに隠れればよいか警戒しながら動いていました。
そこに重鎮ナンヨウハギ(ファインディングドリーの主人公)とサブリーダー フレームエンゼルがエビちゃんを発見!!
この2匹は数年泳いでいるベテランさんで水槽の中のことを良く知っています。
あつかましくもエビにすり寄って「ねぇ~クリーニングしてよ~」と近づいていきます。
エビのスカンクちゃんはそれどころではありません!
恐らく、この子の気持ちでは「食べられる~」って心境でしょうか。
大きな魚に囲まれたスカンクちゃん!
怖いのかその場から動けず、ただすり寄ってくる大物たちの諦めるのを待つしかありません。
ベテランが「ちぇっ何だよ~」と思わせぶる諦め感いっぱいでスカンクちゃんから離れていくと慌てて岩陰に隠れていくのでした。
スカンクちゃん、そのうちクリーニングしてあげてね。
こんなストーリーが数分見ているだけで創造させられてしまうほどエビのいるアクアリウムは魅力と楽しさがあります。
レミニセンスでは、お客様の空間やお客様の客層を見て可愛いお魚や落ち着いた色彩のお魚など状況に応じてお魚のチョイスを致しております。
もちろん、「スカンクちゃん入れて~」というご要望にもお応えいたしております。(スカンクちゃんを食べてしまうお魚がいない場合に限りますよ!)
このようなアクアリウムの魅力を是非ともご覧になってほしいと思います。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西