2016.11.06
クリニックやオフィスを開業される時、店舗で最も重要なことは技術より「店舗戦略」だと私は思います。店舗のコンセプトが中途半端では、リピーターが増えず、経営の安定は時間もかかることでしょう。
水槽を開業時に導入をお考えのお客様は、「こんな雰囲気にしてみたい」というコンセプト
が明確になっておられるケースが多いように感じます。
今回は、クリニックさまのエントランスと待合室を一体化した埋め込み水槽のお話しです。
白を基調に木調や石材でまとめられた空間は入った印象が明るく自然観が出ます。このような空間でもアクアリウムはその独特の透明感で存在あるインテリアとなります。
一般的には水槽は開業されてからご検討され、後置きでキャビネットをご用意して設置するケースがほとんどですが、開業前から施工業者さんなどとお打合わせをさせて頂き、開業までに作り込む埋め込み式の水槽があります。
写真のような特注の水槽は、施工業者さん、内装業者さんに水槽のシステムを説明し、スペースの要望をお出しします。その際にメンテナンスをどのように行うか、そのためにこのスペースが必須で空けてほしいなどという細かい打ち合わせを行います。
この埋め込み仕様の水槽は、完成してしまってからでは修正がきかないケースが多く、毎週お伺いしてメンテナンスをさせて頂きますので安全面とデザイン面を崩さないよう入念に行います。
患者さんは受付を済ませると、水槽を眺めながら待ち時間を過ごされておられます。受付の裏にはこのようなスペースもあり、くつろいだ状態でアクアリウムを眺められ、診察されるため、リラックスした状態で受診を受けられる配慮がなされております。
水槽のあるクリニックさまでは待ち時間にスマートフォンや雑誌を読まれる方よりも水槽の周囲の椅子にかけられてアクアリウムを眺めてられる方が多いです。(不思議とアクアリウムが見えないところより見えるところへ座られるのは本能的なのでしょうか?)
クリニックさまのメンテナンスは、基本的に診察前後のお時間かお昼休みのお時間に始めさせて頂くケースが多いですが、混んでいて患者さんが残ってられるお時間に始めさせて頂くことがあります。
そのような時は患者さんからお声をよくかけて頂きます。「あのお魚おおきくなったわよね~。いつもここに来ると楽しみにしているのよ!」とおっしゃって頂いています。私も「この子はもう開業からですので長く元気でいてくれていますね。」などと会話しますが、患者さんの方が個々の泳いでいるお魚に詳しくて教えられることもよくあります。
アクアリウムはスタッフさんや診察中の会話の中にも患者さんとの会話の架け橋になっています。
アクアリウムの設置、ご検討の際はお気軽に東京レミニセンスにご相談下さい。
TOJO東京 レミニセンス
水景デザイナー 小西